生徒の想い、そして教員の想い

「昼休みも勉強したい。」「日曜日も学校開けてくれませんか?」「夜10時までの勉強会がやりたい。」そんな声が教員の元にに届きます。英数科3年生はあと2か月でセンター試験。どの生徒も寸暇を惜しんで毎日勉強に励んでいます。学習クラブに所属している子は毎日当たり前のように朝7時30分に学校に登校し、MCCで静かに勉強しています。最近では、学習クラブだけではなく、教室を覗けば各クラス、学校に早く来て受験勉強をしています。そういう生徒の頑張っている姿を見ているからこそ、生徒が「もっと勉強したい。」と言ってきても、3年生の教員団は、「いいよ。」と返事をしてしまいます。3年の教員は、いつも生徒ファーストで生徒に寄り添ってくれる谷口先生をはじめ、生徒との日常のやりとりを大切にし、時には母のように厳しく叱ってくれる金丸先生、経験豊富で生徒からも大人気の髙林先生、担任の先生のように生徒と面談を繰り返し、生徒と一緒に真剣に悩んでくれる浜田先生。最近では「教員の働き方」について連日TVや新聞で目にし、耳にします。教員の体調も心配なところですが、生徒の将来の自己実現を第一に考えるのが英数科のいいところ。

時に英数科で教員をやっていて難しいと感じます。英数科には放課後の自主学習の時に教員に質問できる「質問カード」のシステムがあります。生徒は授業や、宿題、問題演習でわからないところがあれば教員に質問できるというものです。特に1年生では、「問題を解く→わからない→先生にとりあえず聞こう」となります。しかし、教員としては、まずは自分で調べさせたい、もう少し考えさせたい、など自分で解決する能力もつけさせたい。そんな想いがあります。世の中にはすぐに答えが見つからないことがたくさんあるからです。すぐにアドバイスするか、しないか、その加減が難しいです。

2年生は3年0学期がもうすぐスタートです。気持ちを切り替えて、来年から始まる新大学入試に向かって頑張ってもらいたいです。そして3年生、心の中には不安や焦りも多々ある中で、32期生の良さである明るさを失わず各自の目標に向かって励んでいます。今年もより多くの子が進路実現できますように。

(文責:齋藤)